外壁塗装の流れを解説:一般的な工程と注意点

外壁塗装

こんにちは。
現役塗装職人のトミーです。

このページでは外壁塗装の流れについてお伝えします。
外壁塗装の流れを理解することで見積もりの正しい見方もできると思いますし、工事中の手抜き工事防止もできるでしょう。

大事なお金と大事な家を守るためにもぜひ知っておいてください。

外壁塗装の流れ1 高圧洗浄

塗装をする前に家全体を高圧洗浄していきます。

外壁には古い塗料や汚れが付いていますので、綺麗に洗い流して良い下地にしていきます。

 

外壁塗装の流れ2 下地処理

今度は劣化した外壁の表面を削っていきます。劣化した外壁は浮いていることがあり、浮いている部分を取らないとまたすぐ剥がれてきてしまいます。マジックロンという道具を使って表面を削り、傷んだ部分を除去します。

 

そして、コーキングも打っていきます。コーキングは外壁と外壁の間にある防水です。窓周りにもコーキングがあります。

コーキングの施工方法には「打ち替え」と「増し打ち」があります。

[box class=”glay_box” title=”コーキング施工方法”]

打ち替えとは・・・古いコーキングを撤去して、新しいコーキングを打っていく

増し打ちとは・・・古いコーキングを撤去せず、古いコーキングの上から新しいコーキングを打っていく[/box]

打ち替えが必要な状態は、コーキングがボロボロになっており、手で触ると落ちてくるような状態の場合に必要です。また、隙間が大きく開いている場合も必要です。

打ち替えが必要な状態

 

増し打ちでも良い状態

コーキングの劣化がなく、隙間も開いていない場合は増し打ちでも大丈夫な場合があります。

コーキングの施工方法や考え方についてはその会社ごとで変わってくるので、見積もり時にしっかりと聞いてみるようにしてください。

「どのようなコーキング処理を行うのか?」「なぜコーキング処理が必要なのか?」しっかりと理由を聞くようにしましょう。

 

外壁塗装の流れ3 養生

ペンキがかからないように窓や床にビニールを貼っていきます。

養生でその会社の良し悪しがわかると言っても過言ではありません。

仕事が丁寧な会社は養生もバッチリと丁寧にやっていきますが、いい加減な会社は養生もいい加減になりがちです。

養生は塗装が終われば取ってしまうものですので、残る仕事ではありません。ですのでいい加減な会社は養生を重要視しないのです。また、ビニールやガムテープをたくさん使うと経費がかかるので、できるだけお金をかけずに塗装するために養生をあまりせずに塗装することがあります。

仕事が丁寧な会社は養生が丁寧ですので、そういう会社にお願いするようにしましょう。

 

外壁塗装の流れ4 下塗り

上塗り塗料の密着をよくするために「シーラー」という下塗り塗料を塗っていきます。

この塗料は接着剤の役割を果たしたり、傷んだ箇所を固めてくれる役割を果たしてくれます。

透明の塗料の場合もありますし、白い塗料の場合もあります。

一般的な下塗り塗料は以下です。

SK化研 ミラクシーラーエコ

透明と白があるが、ほとんどの場合透明が使用されている。塗ると外壁に艶が出る。

 

SK化研 ソフトサーフ

白い下塗り塗料。微弾性のため、ひび割れに強い。

他にも下塗り塗料はたくさんありますが、見積もりの時はどんな塗料を塗り、どんな効果があるのかを聞いてみるといいでしょう。

 

外壁塗装の流れ5 中塗り

中塗りからいよいよ色を塗っていきます。中塗りと上塗りの塗料は基本的に一緒です。色も同じです。

中塗りをしたら、同じ塗料をもう一回塗って仕上げていきます。

 

外壁塗装の流れ6 上塗り

最後の仕上げ塗装として上塗りを行います。

外壁は合計3回塗りが基本です。

ただし、2回塗りの塗料もありますので、全てが3回塗りとは限りません。木部専用塗料は2回塗りが基本ですし、クリア塗料も2回塗りが基本です。塗料によって塗装回数が変わります。

今回塗ってもらう塗料が何回塗りなのかを確認しておくといいですね。確認方法としては塗料メーカーのカタログをみるとわかります。

リフォーム会社や塗装会社からカタログをもらうといいと思いますし、塗料メーカーのホームページからカタログを見ることもできます。

塗料カタログの裏に「標準施工仕様」が記載されています。そこにはどのような手順で塗装するのかが書かれています。

ここを確認して、我が家に塗る塗料は何回塗りなのかを確認できますよ。

 

手抜き工事を無くすために

中には悪徳塗装業者がおり、「本当は3回塗りだけど、2回塗りで綺麗になったからこれでやめようか」という会社もあります。

こういう手抜き工事を無くすために、塗装業者には作業報告をしっかりしてもらいましょう。「昨日はどんな作業をして、今日はどんな作業をするのか?」ということを聞くようにするといいでしょう。

可能であれば写真付きの作業報告書をもらえればいいですね。

「あまりうるさくいうのは申し訳ない」と思わないでください。大事な我が家ですし、大事なお金を出費しているのです。自分を守るためにも行動しましょう。

喧嘩口調だと良くないですが、興味津々に優しく聞けば、職人も自分の仕事に興味を持ってくれているのだと喜んで話してくれますよ。

 

優良塗装会社に依頼しましょう!

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