外壁塗装に適した塗料の選び方:種類と特徴解説

外壁塗装

こんにちは。
管理人の現役塗装職人トミーです。

このページでは外壁塗装に適した塗料の選び方と特徴についてお伝えします。

これから外壁塗装をする方に参考になったら幸いです。

外壁塗装で使われる塗料

耐久性 価格 お勧め度
フッ素塗料 非常に高い
シリコン塗料 普通
ラジカル塗料 少し高い
ウレタン塗料 × 安い ×

外壁塗装で使われる塗料は一般的に表で記されているものが多いです。

最近はフッ素塗料とラジカル塗料が主に使用されています。ですので塗装を考える時は、フッ素かラジカルか?の2択でいいでしょう。

[box class=”glay_box” title=”フッ素塗料とは”]フッ素塗料は塗料の中でも耐久性に優れた塗料です。

耐久年数は約20年ととても長持ちします。そのかわり、塗料が非常に高いため工事費用も上がります。

何回も塗装工事をしたくない人はフッ素をおすすめしますが、工事費を安く抑えたいという人はフッ素は避けた方が良いかもしれません。[/box]

 

[box class=”glay_box” title=”ラジカル塗料とは”]ラジカル塗料とは、シリコン塗料の最上位ランクに位置する塗料です。正式名称は「ラジカル抑制塗料」または「ラジカル制御塗料」です。

そもそも「ラジカル」とは何かというと、紫外線や雨などによって劣化したものをラジカルと言います。ラジカル制御塗料は、劣化する原因であるラジカルを抑えて、長持ちさせてくれる塗料です。

最近登場した塗料ですが、長持ちするし、費用も抑えられることもありとても人気のある塗料です。

耐久年数は約15年〜18年となっています。[/box]

世の中にはいろいろな種類の塗料があるので何が良いのか迷ってしまうと思いますが、私個人の意見としては「フッ素」にするか「ラジカル」にするかの2択で考えると良いと思います。

あとは予算や外壁をどれくらい持たせたいのかによって、どちらにするか選択するといいでしょう。

 

外壁の状態によって塗料を変えよう

次に知っておいて欲しいのが、外壁の状態によって使うべき塗料が変わってきます。

例えば傷みが進んでいる外壁に高級な塗料を塗っても、外壁自体が劣化しているため剥がれてきてしまい良い塗料が無駄になってしまうことがあります。

傷みが進みすぎた外壁

上の写真のように外壁がボロボロ剥がれてきている場合は、どんなに良い塗料を塗っても数年で剥がれてきてしまいます。ですので耐久性の高いフッ素塗料を塗っても意味がありません。

耐久性の高い塗料を塗る場合は外壁の状態が良いことが大事になります。

状態がいい外壁

この写真のように、ボロボロ剥がれてきておらず、「まだ塗り替えは必要ないのではないか?」と思えるような状態であればフッ素塗料のような高耐久性塗料を塗ると十二分に塗料の性能を発揮してくれます。

リフォーム会社の営業マンなどに「フッ素塗料を塗った方が長持ちしますよ!」と提案されたとしても、我が家の外壁の状態が良いか悪いかをしっかり判断してください。

 

外壁の素材によって塗料を変えよう

外壁には「窯業系サイディング」と「金属製サイディング」と「木材」があります。

窯業系サイディングはセメントを固めたような材質です。窯業系サイディングには「水性塗料」を塗ることが多くなっています。水性塗料の性質はどんどん上がり、耐久性も高くなっています。匂いがほとんどしないためシンナー臭いことがなくなります。ご近所の方に迷惑をかけることも減るでしょう。[box class=”glay_box” title=”窯業系サイディングにおすすめの塗料”]エスケープレミアムシリコン[/box]

 

 

金属製サイディングは文字通り金属でできている外壁材です。そのため、水性塗料は合いません。錆がでやすくなってしまうからです。金属製サイディングの場合は「溶剤系塗料」を塗ることが一般的となっています。溶剤はシンナー臭がしてしまうのでニオイを感じてしまいますが、金属製サイディン部の場合は溶剤にしないと長持ちしません。[box class=”glay_box” title=”金属製サイディングにおすすめの塗料”]クリーンマイルドシリコン[/box]

 

 

木材外壁は、木の板を貼った外壁です。おしゃれな住宅によくある素材ですね。木材には「防虫防腐効果」のある塗料を塗ります「キシラデコール」というのが一番使われています。[box class=”glay_box” title=”木材におすすめの塗料”]キシラデコール[/box]

 

外壁塗装で使われる塗料は水性塗料が主流!

塗料には水性と油性(溶剤)があります。

一昔前は油性が主流でしたが、油性はシンナーの匂いがあり、ご近所様に迷惑がかかってしまうこともあり最近は水性が主流になってきています。

「水性で大丈夫?雨が降ると流れていかないの?耐久性はあるの?」と心配する人もいるかもしれmせんが、塗料の性能が飛躍的に良くなり、最近は水性の耐久性がとても良くなっています。

金属には油性塗料がいまでも主流となっていますが、窯業系サイディングやモルタルなどには水性塗料が主流になってきています。

水性塗料でも耐久性が高いので安心してくださいね。

 

外壁塗装をする7割の人はシリコン塗料を選択している!

外壁塗装で使われる塗料には「フッ素」と「シリコン」が主流となっていることは前述しましたが、ほとんどの人はシリコン塗料を選ぶことが多くなっています。私の経験則からいうと、7割の人はシリコン塗料を選んでいます。

[box class=”glay_box” title=”外壁塗装で使用されている塗料”]

1位 シリコン塗料(ラジカル塗料を含む) 7割
2位 フッ素塗料 1割
3位 ウレタン塗料 1割
4位 その他(断熱塗料など) 1割[/box]

7割の人はシリコン塗料を選択しています。

その理由は、塗料が割安なことがあり、それでいて耐久性も良くなっている点が挙げられます。

塗料メーカーも一番使われるシリコン塗料の研究に力を入れているのかもしれません。そのため、シリコン塗料は耐久性が上がっているのも関わらず塗料の価格は抑えられています。

耐久性が高く、工事費用も安くできることからシリコン塗料がおすすめだと言えます。

もし私が自分の家を塗り替えるのなら間違いなくシリコン塗料を選ぶでしょう。安くできるし、耐久性も高いからです。

塗料メーカとしては以下がおすすめです。

  • 日本ペイント
  • SK化研
  • 関西ペイント
  • キクスイ

日本の一流塗料メーカーであれば耐久性はそんなに大差はないでしょう。ここから選べば失敗はないです。

 

フッ素は高いけど確かに長持ちする!

「シリコン塗料がおすすめ」と言いましたが、何度の塗り替えをしたくない人はフッ素塗料という選択肢ももちろんアリです。

塗り替えには足場が必要になり、足場代は平均20万円〜30万円してしまいます。(家の大きさによって価格は変わります)

何度も塗り替え工事をしたくない場合はフッ素塗料を選択して長持ちさせるのもいいですね。

[box class=”glay_box” title=”価格差”]フッ素塗料の場合・・・約130万円

シリコン塗料の場合・・・約100万円[/box]

フッ素塗料だと、シリコン塗料より工事代が高くなりますが、価格差はだいたい30万円〜50万円です。使う塗料や家の大きさによって価格は変わります。

この価格差でもフッ素塗料の方がメリットがあると思えればフッ素塗料にした方がいいかもしれませんね。

ここは信用できる営業マンや職人とよく相談するといいと思います。

 

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