外壁塗装を成功させる5つのポイント 美しさと耐久性を手に入れよう!

外壁塗装

こんにちは。
管理人の現役塗装職人のトミーです。

外壁塗装を考える時、美しくすることと耐久性をあげることを最重要に考えると思います。

そしてもちろん、安く工事できたら何よりもいいですよね。

そこでこのページでは美しさと耐久性を上げるための外壁塗装成功ポイントをお伝えします。

 

色で失敗しない!外壁塗装の色選び

塗り替えをするのだから今までとは違う色にしたいと思う時、色を選ぶことが難しいですよね。

塗装の色選びには「色見本」から色を選ぶことが一般的になっています。

このような色見本帳を見て自分の好きな色を選んでいきます。

しかしながらあまりにも色が多すぎると選ぶことに迷ってしまいます。

ですので、一番良いのは「この家と同じような色にしてほしい」「この雑誌に載っている家と同じような色にしてほしい」と営業マンや職人に伝えるといいでしょう。

そうすると塗装のプロがその色に近いものを選び出してくれます。

 

もし理想の家がない場合は色見本帳から選ぶことになりますが、その時のポイントは少し濃い色を選ぶということです。

色見本帳を見て「25ー85B」がいいかなと思ったら、もう少し濃い「25ー75B」という色を選ぶといいでしょう。

なぜかというと、色見本帳の台紙は白ですので、色が濃く感じるのです。「グレーだな」と思っていても、実際に塗ると「ほぼ白」ということがあります。ですので自分が選んだ色より少し濃い色を選ぶようにしましょう。

 

そして、外壁に実際にペンキを塗ると日光が当たったりすることで色が薄く感じることがあります。

「ベージュを選んだはずなのに真っ白くなってしまった」ということもあるので、色は濃いめを選択すると失敗が減ります。

「色を選ぶときは濃いめで」を忘れないようにしておきましょう。

 

WEBで塗り替えシミュレーションするのもヨシ!

だいたいの色のイメージを掴みたいという場合は、塗料メーカーが出している「塗り替えシミュレーション」を使うのも手ですね。

SK化研住宅塗り替えシミュレーション

出典:https://www.sk-kaken.co.jp/simulation/

SK化研が出しているサービスでは我が家に似た家を選んで、いろいろな色を試すことができます。

事前にシミュレーションすればどんな色を選べばいいかイメージがつくでしょう。ぜひ利用してみてください。

 

艶選びも大事!

色を選んだら「艶」を選ぶことも忘れないようにしてください。

艶には「艶あり」「半艶(5分艶あり)」「3分艶」「艶消し」があります。

艶によって耐久性が変わったり、汚れのつき方が変わってきます。家の印象もガラッと変わるので艶選びも大事になってきます。

 

耐久性 汚れ 見た目
艶あり 高い つきにくい ピカピカするため、ピカピカしすぎが嫌な人は艶を落とした方がいい
半艶 高いが艶ありより落ちる 多少つく 艶を少し落として、耐久性も維持したい人は半艶がお勧め
三分艶 高いが半艶より落ちる つきやすい 高級感が出るため見た目は良いが耐久性は落ちてくる。見た目重視の人にはお勧め
艶消し 下がる かなりつきやすい リシン吹付やジョリパッド仕上げ(コテ仕上げ)の外壁には最高の艶感。しかし、耐久性は下がり、汚れがつきやすいのが難点

 

艶ありはかなりピカピカします。濃い茶色や濃いグレーや濃紺などを塗る場合、艶ありだと「ギラつく」印象になってしまいます。なんだか安っぽい家に見えてしまうので濃い色を塗る場合は艶を落とした方がいいかもしれません。ベージュ系やクリーム系の白っぽい色であれば艶ありはとても綺麗に見えます。

最近のモダンな住宅を塗り替えする方は「半艶」「三分艶」を選ばれる人が多いです。「ギラギラするのは嫌だから艶を抑えたい」という方が多いのが理由です。

汚れがつきやすかったり、耐久性が多少下がってしまいますが、艶を落とすと落ち着いた印象になり高級感も出るので、個人的には艶を落とすことはお勧めしています。

 

艶ありを塗った場合

 

三分艶を塗った場合

 

写真だとわかりづらいですが、日光が当たると艶ありはピカピカとダイヤモンドのように輝きますし、三分艶は日光が当たると艶を感じ、日陰だとほぼ艶を感じない仕上がりになります。

 

プロ推奨!耐久性を上げるためのオススメ塗料とは?

塗料はメーカーも種類もたくさんあるため、どれを選べばいいかわからないと思います。

どのメーカーも研究を重ねてより良い塗料を開発していますので、正直なところどの塗料メーカーを選んでも耐久年数はそんなに変わらないというのが実際のところです。

そこでこのページでは大手塗料メーカーであるSK化研で推奨できる塗料をご紹介します。

 

塗料名 素材 期待耐久年数 価格 お勧め度
水性セラタイトF フッ素 約20年 非常に高い
エスケープレミアムシリコン シリコン 約15年 一般的
水性コンポウレタン ウレタン 約10年 安め
水性コンポアクリル アクリル 約7年 安い ×

塗料には「フッ素」「シリコン」「ウレタン」「アクリル」というような素材がありますが、ここで選びべき素材は「フッ素」と「シリコン」の2択です。ウレタンとアクリルは除外していいです。(耐久性が低いため)

 

耐久性が一番高いのは「フッ素」です。耐久年数が約20年ととても長いです。ですので何回も塗り替えしたくない人にはお勧めできる塗料です。しかしながら塗料が非常に高いため、工事費用も高くなってしまいます。費用を抑えたい人はフッ素は選ばない方がいいでしょう。とにかく長持ちさせたい人はフッ素をお勧めします。フッ素を選ぶ人の割合は1〜2割程度です。

 

一番選ばれているのが、「シリコン」です。フッ素より耐久年数は下がりますが、塗料がそこまで高くないため工事費用を抑えられます。しかも最近は塗料開発が進み、シリコン塗料も耐久年数が上がってきました。フッ素に引けを取らないレベルまで進化しているので個人的には「シリコン」をお勧めします。シリコンを選ぶ人の割合は7割程度です。塗り替えをするほとんどの人がシリコンを選ばれている状況です。

外壁塗装の見積もりをお願いするときは「フッ素を塗った場合」と「シリコンを塗った場合」の2パターンを出してもらうといいと思います。

[box class=”glay_box” title=”平均価格”]

塗料をフッ素にした場合・・・工事費 約130万円

塗料をシリコンにした場合・・・工事費 約90万円[/box]

フッ素にすると約30万円〜50万円高くなることが多いです。高くなっても価値があると思えればフッ素がいいと思いますし、耐久年数は少し下がってもいいから安くしたいと思うのであればシリコンを選びのがベストでしょう。

 

屋根塗装が必要な家はフッ素を選ばない方がいいかも!

焼き瓦のように塗装しなくてもいい家であればフッ素を選んでもいいと思いますが、屋根塗装が必要な家(セメント瓦やスレート板屋根や鉄板屋根など)はフッ素を選ぶとあまりメリットがないかもしれません。

というのも、屋根塗装の耐久年数は約10年です。屋根は雨、紫外線、雪などを常に受ける場所なのでどうしても傷みが早いです。定期的に塗装しないと雨漏りの原因になります。

屋根塗装には足場が必要になりますので、また10年後には足場をかけて屋根塗装しないといけないのです。

外壁をフッ素にして耐久年数20年にしても、屋根塗装が必要であれば10年に1回は足場を組んで工事しないといけません。また工事が必要になるのです。そう考えると、外壁に塗る塗料はランクを落として工事費用も安くしておく方が良いと思います。

屋根塗装が必要な家の場合はフッ素にするかどうか慎重に決めた方がいいでしょう。

 

長持ちさせるための塗装方法

どんなに良い塗料を選んでも、手抜き工事をされたら意味がありません。

上部だけ綺麗にされても、下地処理をテキトーにされたらすぐに剥がれてきてしまいます。

ですので、家の人も塗装の順番をしっかり理解しておきましょう。

「この職人はちゃんと施工しているのか?」をよくみていきましょう。

 

塗装手順1 高圧洗浄

まずは外壁についた汚れや古い塗料を落とすために高圧洗浄していきます。

汚れがついた上から塗装すると密着が悪くなるので高圧洗浄はとても大事です。

しっかりと高圧洗浄してもらいましょう。

塗装手順2 下地処理

外壁は傷んでいる箇所もあります。弱っている塗料を剥がしたり、劣化したコーキングを直すことも大事です。

外壁塗装で一番大事なのが下地処理と言っても過言ではありません。

どんなに良い塗料を塗っても下地処理がテキトーだとその塗料の性能を発揮できません。

しっかりと下地処理して、密着力を高め、塗料の性能が十二分に発揮されるように下地処理をする必要があります。

内面が良ければ外面も良くなるものです。下地処理に時間をかけて作業してくれるプライドを持った職人に塗り替えをお願いすることが大事です。

塗装手順3 下塗り

下塗りは傷んだ箇所を固めたり、密着を良くする働きがある「シーラー(またはプライマーともいう)」塗料を塗ります。

この塗料を塗ることで上塗り塗料の密着が高まります。

 

塗装手順4 中塗り

今度は中塗りを行いますが、ここでいよいよ色を塗っていきます。

 

塗装手順5 上塗り

最後の仕上げに上塗りを行います。これが最終工程です。

外壁塗装は合計3回塗りが基本となっています。3回塗ることで塗膜が形成され、外壁を長持ちさせることができます。

このような順番で外壁塗装が進められるので、よく理解しておくと失敗が減りますよ!

 

失敗しないための塗装会社選び

塗装会社もリフォーム会社もたくさんあるのでどこに依頼したらいいか迷うかもしれません。

もし身近に知り合いがいない場合は優良塗装会社紹介サービスを利用することをお勧めします。

特に一番おすすめなのが無料で利用できる「ヌリカエ」というサービスです。

 

自分が住んでいる地域の優良塗装会社を無料で探すことができます。もちろんすべて無料です。

外壁塗装の相場も確認できるのでぜひ気軽に利用してみてくださいね!

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