こんにちは。
管理人のトミーです。
「外壁の模様を生かしたい」「色で塗り潰したくない」という方は多いのではないでしょうか?
新築時に貼った外壁は模様があり、見た目が優れている場合があります。ですのでその模様を今後も生かしたいと思う人は多いと思います。
そういう時はクリア塗装がお勧めです。
そこで今回は「外壁塗装でクリア塗料を塗装する方法」をお伝えします。
クリア塗料を塗装できる外壁、できない外壁があります
まず注意点として、クリア塗料を塗装できる外壁とできない外壁があります。
できない外壁とは、外壁が傷んでしまい模様が取れてしまっていたり外壁自体が剥がれてきてしまっている場合です。傷んでしまった外壁にクリア塗料を塗ってもそのまま出てしまいますので傷みすぎた外壁にはクリア塗料は塗装できません。
クリア塗料を塗装できる築年数の目安は「築10年以内」です。
10年以上経ってしまうと外壁が傷んでしまい、模様が取れていたり剥がれが生じている可能性が高いです。そういう場合は残念ですが、色で塗りつぶすしかありません。
クリア塗料で塗装したい場合は10年以内に塗装するようにしましょう。

クリア塗装が可能な外壁
このように模様が綺麗に残っており、外壁の傷みがほとんどない場合はクリア塗装が可能です。

クリア塗装が不可能な外壁
出典:https://musthomes.co.jp/blog/15340/
このように外壁が剥がれてしまっている場合はクリア塗装はできません。ここまで傷んでしまっていると塗装自体が難しいので外壁張り替えが妥当になります。
クリア塗装は外壁の状態が良くないとできませんのでクリア塗装を希望ん場合は早めに塗装を検討しましょう。
クリア塗装でお勧めの塗料は?
クリア塗装で良く使われる塗料は以下の塗料です。
[box class=”yellow_box” title=”お勧めの外壁クリア塗料”]
- 日本ペイント ニッペ ピュアライドUVプロテクトクリヤー(シリコン系)
- 日本ペイント ニッペ ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー(フッ素系)
- ダイフレックス ダイヤスーパーセランアクアクリヤー(無機系)
[/box]
シリコン系とフッ素系がいいなら日本ペイント
クリア塗料でもっとも実績があるのは日本ペイントの「ピュアライドUVプロテクトクリヤーシリーズ」です。
耐候年数も高いため多くの塗装会社がこの塗料を選んでいます。ピュアライドUVプロテクトクリヤーには「シリコン系」と「フッ素系」があります。
シリコン系の耐候年数は10年〜15年
フッ素系の耐候年数は15年〜20年
となっています。
ニッペ ピュアライドUVプロテクトクリヤー(シリコン系)
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ニッペ ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー(フッ素系)
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フッ素系の方が耐候年数は高いですが、その分価格も高くなります。
例えば、
ニッペ ピュアライドUVプロテクトクリヤー(シリコン系)で塗装する場合100万円だとしたら
ニッペ ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー(フッ素系)だと130万円〜140万円になります。
価格は高くなりますが、その分耐候年数は高いですので何回も塗り替えをしたくないという方はフッ素系を選ぶといいかもしれませんね。
ちなみにクリア塗装される方の多くは「シリコン系」を選ばれる人が多いです。価格も安く、耐候年数もそこそこ高いのでシリコン系を選ぶ人のほうが多くなっています。
無機系がいいならダイフレックス
「無機塗料がいいわ」と思われるならダイフレックス ダイヤスーパーセランアクアクリヤー(無機系)がお勧めです。
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無機ってなんなの?と思われるかもしれませんが、簡単にいうと石やタイルみたいな素材のことです。硬くて丈夫で劣化しにくい素材が無機になります。
無機クリア塗料である「ダイフレックス ダイヤスーパーセランアクアクリヤー」の耐候年数は20年〜25年とされており、フッ素系よりも耐候年数が高くなっています。
施工価格はニッペ ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー(フッ素系)とほとんど変わりません。
ですので外壁をより長持ちさせたいという場合は「ダイフレックス ダイヤスーパーセランアクアクリヤー」を選ぶといいかもしれませんね。
クリア塗装する時は「艶」に気をつけましょう!
クリア塗装をしたいという方は「見た目を良くしたい」という意識が高い方が多いと思います。そう考える方の多くは「ピカピカになるのはイヤ!」と思っている方が多いです。
確かにクリア塗装をして外壁がピカピカに光ってしまうとどこか「安っぽさ」を感じてしまいますね。ですのでクリア塗装する時は「半艶」か「三分艶」を選ばれるといいと思います。
全艶消しもあるのですが、全艶消しだとプラスチック感が出てしまい、それも安っぽさを出してしまいます。また、全艶消しの場合撥水性能が落ちてしまいますので耐久性を考えると若干の艶はあった方がいいです。
ですのでお勧めの艶としては「三分艶」が高級感も出て、見た目も良くて、耐久性も上がるのでお勧めです。三分艶は正面から見るとほとんど艶は感じませんが、日光が当たったり、斜めから見ると「ああ。ちょっと艶あるね」という感じです。
三分艶は程よい艶です!
クリア塗装の場合、コーキングは塗装後におこないます!
コーキングが傷んでしまっている場合があると思います。そういう場合はコーキングも打ち直さないといけません。

コーキング打ち替えが必要な状態
ひび割れを起こしているコーキングは「打ち替え」か「増し打ち」が必要になります。
ちなみに打ち替えとは古いコーキングを取って新しいコーキングを打つ方法です。
増し打ちとは、古いコーキングは取らず、その上に新しいコーキングを打つ方法です。
増し打ちの方が施工価格は安くなります。
クリア塗装の場合は、外壁を塗装したとにコーキング工事を行います。なぜかというと、コーキングの上にクリア塗料を塗ってしまうとシワやひび割れが生じたり、コーキング部分が白くなってしまうことがあるのです。
ですので、「クリア塗装をする場合はコーキングは塗装後に行なう」ということを覚えておきましょう。
こういった知識は意外とプロの塗装職人やリフォーム会社も知らなかったりします。ですので打ち合わせの時は「コーキングは後で打つんですよね?」と聞いてみてください。失敗のないクリア塗装をするためにもちゃんと話し合って正しい施工方法でやっていきましょう!
さて、この記事ではクリア塗装についてお伝えしました。クリア塗装は特殊な塗装ですので熟練した塗装職人に施工してもらうようにしましょう。
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外壁塗装をお考えの方へ
塗装職人歴18年の私が外壁塗装で失敗しないための方法について詳しく書きました。これから外壁塗装をしようと思う方はぜひ一読ください。
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