こんにちは。
現役塗装職人のトミーです。
このページではセメント瓦や屋根をDIYで塗装する方法について解説していきます。
セメント瓦は5年に1回塗装することが推奨されています。セメント瓦は塗膜が薄くなるとセメントの地が出てしまい、瓦自体が薄くなってしまいます。そうすると雨漏りの原因になってしまいます。
薄くなった瓦は交換する必要も出てくるので早めに塗装すると費用も抑えられます。
屋根の塗装は危険な作業ですので本当はプロの塗装職人にお願いすれば一番いいのですが、費用を抑えたいという場合はしっかりと安全対策をして自分で塗装することもできます。
このページの手順通り施工していけば丈夫な瓦屋根にすることができますよ。それでは始めていきましょう。
瓦屋根の塗装は安全第一!
安く済ませたいのは誰もが思うことですが、屋根から落ちて怪我、または命を落としたら意味がありません。
瓦屋根を自分で塗装する場合はしっかりと安全対策をしましょう。
まず滑りにくくて動きやすい足袋靴を履くことをオススメします。
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足袋靴は滑りにくく、足首をしっかり固定するので動きやすいです。このような靴を履くことで安全性を高めることができます。
また、可能であれば足場を組み立てることもオススメします。
足場を組むことで落下防止になりますし、足場から作業することができるので作業性が向上します。足場組み立てには15万円ほどかかりますが、怪我や命を守るためなら安い金額かもしれません。
屋根 塗装前の下地処理
屋根の塗装前には塗装に適した下地にする必要があります。
何もせずに塗装してしまうと塗料が食いつかずすぐに剥がれてきてしまいます。ですのでしっかりと下地処理をしてから塗装しましょう。
まずは屋根に苔や藻がついていたら取り除きます。
今度は高圧洗浄をします。高圧洗浄機はホームセンターでレンタルしていることもあります。1日5000円程度で借りることができます。
ケルヒャーのような家庭用高圧洗浄機でも良いのですが、ホースが短いため屋根まで届かない場合があります。ですのでホースの長いプロが使う高圧洗浄機を使うことをオススメします。
屋根塗装 下塗り
高圧洗浄をしてしっかりと乾かしたら下塗りを行ないます。
塗る屋根によって使う塗料は変わります。
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エクセルガードという下塗り材がオススメです。塗装のプロもこの下塗り材を使います。ドロドロした塗料ですので膜厚がしっかりとつき、瓦を丈夫にしてくれます。密着力も増すので上塗りの食いつきもよくなります。
水性塗料ですので扱いやすく安全です。ハケとローラーを使ってたっぷりと塗っていきましょう。
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浸透性シーラーと言い、屋根の内部に浸透してがっちり固めてくれる下塗り材です。
塗膜が薄くなり、傷んでいる場合は2回、3回と塗装して艶が出るまで塗装します。
この下塗り材もプロが使う塗料です。
屋根塗装 中塗り、上塗り
屋根の中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。セメント瓦とコロニアル瓦では使う塗料が違うのでお伝えします。
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シリコン系で丈夫な塗料です。もちろん塗装のプロたちもよく使います。
ハケとローラーを使ってたっぷりと塗装していきます。
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シリコン系の塗料でこちらも丈夫な塗料です。
中塗りを塗ったらしっかりと乾かし、その上に上塗りをします。
屋根の塗装回数は3回塗り
屋根の塗装回数は基本的に3回塗りです。
下塗りを塗って密着を良くし、その上に中塗り上塗りを行ないます。
3回塗装することで膜厚がつき丈夫な屋根にすることができます。