こんにちは。
管理人の現役塗装職人トミーです。
このページでは木の外壁を塗装するための正しい手順をご紹介します。
塗装前の状態
木は呼吸する性質があるため、時間の経過とともに以前塗った塗料が剥がれていきます。
平均的に10年に1回の周期で塗装することが勧められています。
塗装が剥がれてしまうと撥水効果がなくなり、雨を木の内部まで染み込ませてしまいますので腐食してしまう可能性があります。ですので定期的にメンテナンスしてあげましょう。
塗装前の下地処理
塗装する前に表面をに綺麗にしていきましょう。古い塗料や埃や汚れを取り除き、必要に応じて高圧洗浄を行います。
釘が浮いていることもあるのでハンマーで打ってしっかり止めていきます。
できれば高圧洗浄すると一番良いです。
古い塗料を落とすこともできますし、苔や藻などの汚れも綺麗にできます。
密着を良くするためにも下地を綺麗にしておくのが大切です。
外壁に傷や穴があれば、木材用パテやコーキングを先にやりましょう。
塗装後はコーキングなどがくっつかなくなるので、塗装前にパテやコーキングをしておきます。
1回目塗装
木の外壁を塗る時は「キシラデコール」という塗料をお勧めします。
この塗料は防腐防虫効果のある塗料ですので木を保護してくれます。また木が呼吸しやすいような作りになっているので剥がれにくくなっています。
木は呼吸するので膜を貼るような塗料はお勧めできません。
キシラデコールは木部専用塗料の中で一番利用されている塗料です。もちろんプロも使います。
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木の外壁を塗装する時はハケで塗っていきます。ローラーだとバチャバチャと下に垂らしてしまうのでローラーでの塗装は適しません。
一枚一枚ハケで塗っていくようにします。
1回目は吸い込みがあるためどうしても塗料をたくさん使ってしまいます。ですが2回目以降からは吸い込みが減るので塗料の消費は減っていきます。
1回塗ったら1日置いてしっかり乾かします。
乾かしたら2回目を塗装します。
2回目塗装
2回目からは吸い込みが減るのでだいぶ塗りやすくなります。
木の内部に塗料を染み込ませることで防虫防腐効果が得られます。
キシラデコールは水のようにさらさらしている塗料ですので木の内部まで染み込んでくれるのです。だから長持ちするんですね。
塗装完了
2回塗ることで木は保護されます。
定期メンテナンス
塗装が完了した後は、定期的なメンテナンスが必要です。
塗膜の劣化や剥がれをチェックし、必要に応じて修復と再塗装を行います。
これらの手順を守ることで、木の外壁を効果的に塗装し、美しい仕上がりと耐久性を確保できます。
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