こんにちは。
管理人の現役塗装職人トミーです。
このページでは外壁塗装の見積もりはどのように計算されているのかを詳しくお伝えします。
外壁塗装の見積もり方法は会社によって千差万別ですし、金額もかなり変わってきます。失敗しないためにも算出方法をしっかり理解しましょう。
可能な限り数社に見積もり依頼する
外壁塗装工事は決して安いものではありません。
平均して100万円近い費用がかかります。まったく同じ仕様でもA社は200万円、B社は100万円、C社は80万円ということも往々にしてあります。
なぜこんなに違うんだ!?と驚くこともあるはずです。
会社によって従業員数が多かったり、事務所経費がかかっていたり、下請けに仕事を出しているなどで会社の体制が変わります。それによって見積もり費用も変わりますので数社に見積もり依頼することがおすすめです。
おすすめは3社に見積もり依頼出してみることです。あまりにも多すぎると話を聞いたり時間を合わせたりするのに疲れてしまいます。また、あまりにも選択肢が多いと悩んでしまい決めることが難しくなります。
チラシやホームページを見て良さそうな会社を3社選び出し、そこで営業マンや社長の態度や人間性を見て見極めることも大事です。
優良塗装会社を探したい場合は「ヌリカエ」がおすすめです。このサービスは無料で地元の優良塗装会社を探すことができます。自分で探すよりプロが選び出した塗装会社に依頼した方が失敗は無くなります。ぜひ利用してみてください。
面積や長さは正しいか確認する
見積もりをお願いしたら、その見積もり書の外壁面積や長さなどが正確か確認するようにしてください。
実は、外壁の形状よって面積は多少変わってきます。
例えば、平らな外壁の場合は面積は少なくなりますが、凹凸の深い外壁の場合は面積が多くなります。
平らな外壁であれば使用する塗料の量は少なくて済むので面積は少なくなりやすいですが、タイル調の外壁など凹凸が深い外壁は凹凸分も計算しないといけないので面積が多くなります。
図面で測る面積と、実際に測る面積は多少変わってきます。
また、会社によっても面積は変わります。下請けに仕事を出す会社だと自社の利益を乗せないといけないので面積が多くなりがちです。
逆に塗装会社のように自社で施工する場合は自社の利益だけ考えればいいので面積は適正になりやすいです。
外壁形状や会社によって面積が異なってくるので、そういった面でも複数の会社に見積もり依頼すると失敗が減るでしょう。
「一式」だけの見積書は気をつけよう
見積書の中には「外壁塗装 一式」だけの簡易的な見積もりを出す会社もあります。
どんな工事をして、どんな塗料を塗って、面積や長さはどれくらいなのかなどは掲載せず「一式」だけしか書いていない会社は要注意です。
あとでトラブルになることもあるので必ず細かく詳細を書いてもらうようにしてください。
どんなに信用できる会社でもあとで「言った、言わない」などのトラブルが出てくることがあるので、どこをどんな工事するのかしっかりと記載してもらうようにしてください。
上記の見積書は塗装する場所や何を塗装するのかや単価や面積なども細かく書かれています。
このような見積書であれば後でトラブルになることも減りますし、他者と比較しやすいので細かく書かれている見積もりを出してくれる会社に工事を依頼することをお勧めします。
単価の正確性
見積書には「単価」の部分があります。この単価は会社によってかなり変わります。
例えば仮設足場でA社は600円/㎡。B社は700円/㎡。C社は900円/㎡。というふうに仮設足場の単価も会社によって変わります。
外壁塗装の項目でも会社によって単価はわかります。
例えば総合リフォーム会社(キッチン、トイレ、外壁などなんでも行なう会社)であれば、下請けに仕事を出すので自社の利益を乗せるために単価は高くなってしまいます。安くすると自社の利益が得られませんからどうしても全体的に単価は高くなりがちです。
逆に自社で工事をする塗装会社であれば、自社の利益を出せるだけでいいので単価は全体的に安くなります。下請けに仕事を出さないため、安くしても利益が得られるので問題ないのです。
そう考えると自社で工事を行なってくれる塗装会社に依頼することが良いと考えられますね。
[box class=”glay_box” title=”私がお勧めする会社”]
- 塗装にプライドを持っている会社
- 営業マンや事務員が少ない会社
- 下請けに仕事を流さない会社[/box]
上記のような会社に見積もり依頼と工事をお願いすると安くできるし、仕上がりも良くなります。
ハウスメーカーはビックリするほど高い
信頼できるハウスメーカーに外壁リフォームもお願いしたい。と思う人もいると思います。
確かにハウスメーカーは検査が厳しかったり、下請け会社への教育がしっかりしているので安心できる点はあります。信用を失うことはできないのでハウスメーカーのリフォームは上等な仕上がりになりやすいです。
しかしながら「ブランド力」「人件費」がかかるため、塗装会社に直接依頼するより大幅に高くなります。
まったく同じ仕様でもハウスメーカーは200万円。塗装会社は100万円ということは多々あります。まったく同じ出来栄えでもです。
結局、塗装するのは塗装会社の職人ですので、安くて品質の良い会社を選ぶ方がいいでしょう。そう言った理由もあり、私は直接塗装会社に依頼することをお勧めします。
ヌリカエというサービスでは自分が住んでいる地域の優良塗装会社を探せるのでぜひ利用してみてください。無料で利用できるので出費もないし失敗も軽減できるはずです。
見積もり書に無駄な項目はないか確認する
最後ですが、見積書の中に無駄な項目は入っていないかしっかり確認するようにしてください。
例えば「雑費」「運搬費」「廃材処理費」などが書かれている場合がありますが、それはなぜその費用がかかるのかを聞くようにしてください。
雑費のように何に使うためのお金なのか理解しておかないとモヤモヤしてしまい、リフォーム会社に不信感を抱いてしまうでしょう。
雑費、運搬費、廃材処理費は本当にかかるのか?もしかかるのならこの金額はどういった計算で算出されたのかを聞くようにしてください。
なんでもリフォーム会社の言いなりになるのではなく、疑問に思ったことは穏やかに聞くといいと思います。
外壁塗装工事は安いものではありません。リフォーム会社にとってはたくさんある工事の中の一軒かもしれませんが、家の人にとってみれば大事な我が家ですし、大事なお金です。
大事なお金は捨てないでください。
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